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執筆者の写真旅する学校 一般社団法人

三重県二木島でのプログラムを実施!

10月初旬に、三重県熊野市の二木島にて、"地域"と"ヒト"を繋げる現地プログラムを実施しました!


今回の企画ーは一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームが主催するプログラム「地域みらい旅(みらたび)」のプログラムとして、中学生〜大人を対象として実施しました。

参考:みらたびHP


"みらたび"は、「旅するように学ぶ」ことを目指した、地域と人を繋げる取り組みです。さまざまな地域にある「文化」や「産業」との出会いが、未来への扉を開く。そんな想いが込められた取り組みで、私たちの想いとも重なっているものです。

今回は、みらたびの一つとして、弊社が三重県二木島での現地プログラムを企画させていただきました!


三重県二木島は、昔ながらの原風景の残る漁村です。リアス式海岸であるこの場所は、古くから定置網漁が行われていました。また、栄養豊富な海水は養殖にも適しており、まさに「漁業の街」と言える場所です。

そんな二木島で未来への挑戦を続けているのが、私たちのパートナーの一つである株式会社ゲイトさんです。生態系への影響の少ない定置網漁の継続や、第一次生産と消費者を繋ぐさまざまな取り組みをしており、地域の可能性を最大化させることを目指して活動をされています。

参考:株式会社ゲイトHP



今回のプログラムでは、その定置網漁を始めとした「海」のめぐみと魅力を感じ、今見えている課題に対してさまざまなセクターを超えて協働と融合によって解決することを目指した企画です。

人口減少・少子高齢化に限らず、地球温暖化や黒潮の大蛇行の影響で、今海の様子が大きく変化しています。漁業はその影響を大きく受けるものですが、消費者の立場ではあまりその事実に出会うことはできません。現地で暮らし、現地の生き方を感じることで見えてくるもの、それに対して自分たちに何ができるか?どのような連携や協働が考えられるか?を見出す旅こそが、二木島での現地プログラムになります。


当日は中高生4名、社会人9名の参加者、及び三重県の高校生7人を交えた新しい「繋がり」が生まれる企画となりました。


三重県の高校生は、日本財団のプロジェクトである「海のごちそうプロジェクト」の一環で二木島を訪れています。実は、地域の中高生でも定置網漁や、黒潮の影響による漁業の変化を知らないこともあるのです。こちらはまた後日別記事にて報告いたします!

参考:日本財団 海のごちそうプロジェクト

https://shoku.uminohi.jp/


「多地域・多世代がつながることには、どのような意味があるのか?」

これが、私たちが"地域"と"ヒト"を繋げるプログラム実施する上での大切な問いになります。不安定な未来や暗いニュースが続く現代。それでも未来を明るくしたいという想い。

自分のホームだけでは生まれない繋がりと、得られない体験。そしてそれぞれの「専門」がかけ合わさった時、未来につながる新しい可能性が見出される。


今回の企画も、まさにそんなワクワクする未来が見える旅となりました。


ある高校生は、プログラム中に出会った磯焼けの原因とされている「アイゴ」を、食べて活用する方法を検討するべく、将来の夢である「コッペパンのお店」とコラボレーションしたメニュー開発に動き出しました。


別の高校生は、今回の体験で得た「言葉にできない想い」を、まずは家族に、そして学校にいる仲間たちに伝えるべく、文化祭での発表を目指しました。


ある中学生は、「魚が好き」だけではダメだということに気づき、現状をもっと広く伝えるべく、「漁業で今起きていること」をテーマにした授業を作ることを目指しています。


どれも、出会わなければ生まれなかった想い、価値がなかったものに自分たちのアクションで価値が生まれていくという、未来への挑戦があり、大人の私たちもワクワクするものでした。



弊社が大切にしている「旅」。

そこの出会いから生まれる明るい未来が、少しずつ広がっていくことを期待しています。






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